11.ヒーロー

作词:タカハシヨウ
作曲:タカハシヨウ

ひしゃげた4号车の中に
脚を怪我した君がいた
动けない?大丈夫!
仆が君のそばに来た
微かな声でありがとうと言って
仆の腕で眠った君が
翌朝病院で目觉めたことを
さっき夕刊で知った

“また正义の味方のお手柄だ”
そんな见出しも见饱きたな
仆にはどうしてか昔から
他人にはない力があって
勇者とかヒーローとか
正义の味方とか呼ばれた

粗大な冠に肩が凝って
鸣り止まない取材依赖の电话を
无造作に切り续ける
“どうして他人を助けるんですか?”
以前されたその问いかけに满足な
答えを持っていないから

仆は正しいことをしている
助けた人も幸せなはずだ
そう信じてはいるけど
スッキリはしてないんだ
感谢されれば嬉しいし
认められるのも气持ちいい
そんな仆の满足感のために
他人の命を利用して

疑问にはひとまず盖をして
空っぽのまま他人を救い
时间は无远虑に过ぎてって
ある日のニュースで目が觉めた
4号车にいたあの子が
杀人犯として书かれていた

つま先の热まで慈しんで
掬いあげた君の命が命を
ゴミみたいに踏んだのに
ニュース记事の正义という言叶は
この胸の痛みの责任も取らずに
キラキラと辉いていた

正しさなんて见つからない
でも间违いだなんて信じない

振り付けも知らないまま
舞台に立つ马鹿な仆らだから
命って言叶もきっと
杀しあって作ったんだ

平等だと笑いあう里で
必要不要と值踏みして
救うも夺うも自分のため
そんな肉を守るのが仆なら
世界で一番不要な命を
この肋骨が守っている气がする