10.その魔王はまるで恋する乙女のように

作词:タカハシヨウ
作曲:タカハシヨウ

新卒で魔王职に就きまして
勇者の挑战を待つ日々
正义を讨つのが生きがいだが
あいつ一向に战いに来ない

高校から使っている
グングニルのお手入れは十全
アクセスしやすいように
新宿に事务所を借りたんだぞ

战いの舞台はセッティング济み
トイレはウォシュレット付きに换えた
事务所内での分烟も彻底してる
いつ来ても最高の状态で战える!

なのになぜお前は来てくれないんだ!
呑气に杂志のコラムとか书くんじゃねえ
ガーデニングがマイブームってなんだよ
ベランダでバジル育ててる场合か!?

もう怒った!メールしよ
“来ないならばこちらから杀しに行くぞ!”っと
事务所には来ないくせに
返信はわりかし早めに来た

“だって大した恶さしなそうじゃん
昨日テレビ出てんの见たけど何あれ?
“店员に伟そうな奴はビンタの刑”って
政治家の方がまだ危险思想だぞ”

だってあーゆうおじさん见てて腹立つじゃん!
てかテレビでひどいこと言っちゃダメなんだぞ
青森のおじいちゃんも见てるんだぞ?
全国放送の怖さをなめんなよ!?

さすがにさみしくなってきた
これじゃアイデンティティーが瓦解する
こんな时は花占いだ!
来る来ない…

来る!

来た!

“加湿器买うついでにちょっと寄ってみたよ
せっかくだし今から轻く饮みに行かない?”
魔王(ひと)の气持ち轻く踏みにじんのやめない?
别に优しくされたいわけじゃねぇんだよ!

まあ、行くけど…