26.吉田町の呗

作词:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎

昔 その人は 赤儿を抱いて いつか故乡を拓けと愿い
“父を越えて行け”と 名前を さずけた
母は影のように たたずみながら すこやかであれと 泪を流す
のびやかに しなやかに 育てよ 子供
やがて 大地 踏みしめ 太阳になれ

祖母に手をひかれ 海辺を步く はるか远い国へ 胸をおどらせ
风がほほを过ぎて 7才の夏の日
姊の呗う声は 小鸟のようで 心ときめいて 足を はやめる
のびやかに しなやかに 育てよ 子供
やがて 大地 踏みしめ 太阳になれ

兄の进む道は たくましそうで あこがれのように まぶしく写る
“强くなれたらいい”12才の秋の日

友と汗をふき 山に登れば たぎる想いゆれて 命とおとし
时は川の流れ 19才の冬の日
あの日その人は やさしく笑い 母の手をにぎり 旅に出かけた
おだやかに やすらかに 眠れと いのる
やがて 雪を とかして せせらぎになれ

いくど春が来て あの日をたどる この名も故乡も静かに生きる
云が空に浮かび 人の颜になる
昔その人が 爱した场所に 若い绿たちが 芽をふきはじめ
のびやかに しなやかに 育てよ 子供
やがて 大地 踏みしめ 太阳になれ

のびやかに しなやかに 育てよ 子供
やがて 大地 踏みしめ 太阳になれ