31.辞书

作词:さいとう大三
作曲:马饲野俊一

赤瓦の屋根が并ぶ この町の
图书馆に勤めて 三ヶ月(みつき)にもうなる
あなたに是非见せたかった この町は
花が舞う一番きれいな时期です
あなたに借りたまま
返す时を失くした
この辞书を见つめて 书く手纸は
きっと最后のものになるのでしょう
あらたまって文字に する样な想い出
探してみると 少ないけど

石叠の坂が多い この町で
いつの日か 私も嫁いで行くでしょう
あなたもまた别な场所で 幸せを
见つけ出し乐しく 暮しているでしょう
すべてが迟すぎる
そんな时になったら
この町に游びに来て下さい
きっと笑って会える事でしょう
その时までこの辞书 借して下さい
想い出とって おきたいから

やはりあなたは こない
日が暮れる 日が暮れる 静かに
まっくらな まっくらな 一日
ただ一人 ただ一人 私は
くちびるかむのです

さむい雨に濡れて 归る道は远い
そっと うしろみても
やはりあなたは こない
雨が降る 雨が降る 四日も
なにもかも なにもかも 悲しい
泣きながら 泣きながら 私は
ねむりにつくのです