11.月の雨

セバスチャン(小野大辅)
作词:菊地はな
作曲:冈部启一(MONACA)

雨の日は 庭に出て
さりげなく 闻こえてくる 弦の音 身をゆだねながら
赤い蔷薇 手折ろう

彼(か)の梦が 续くなら
冬の雪 暖炉の火も
眠る息 消えないように
その身を 包もう

呜呼 暖かい 时间(とき)が止まるのなら
记忆を迂め 贵方だけ 见つめ续けよう

呜呼 その指が この发に触れていれば
蜘蛛の糸のように ただ 甘く切なく

月が消え 深い森
雾の城 瞳の声
その命(めい)が 下るのならば
目盖を 闭ざそう

呜呼 稳やかな 月明かり 照らすなら
嘘の欠片(かけら) 约束の场所に隐しゆく

呜呼 契约の 美しき眼差しが
今夜(こよい) もまた この胸を深く惑わせる

细い 路地里 通る风
时の 嗫き 残した
想い出だけを 坏れぬように 抱(いだ)く

呜呼 世界が 朝を迎えずとも
その疵痕(きずあと) 赦され 召されるように

呜呼 望むまま 想いが叶うなら
光の雨 我が身を 奏で坏れゆく