2.襟裳岬

作词:冈本おさみ
作曲:吉田拓郎

北の街ではもう 悲しみを暖炉で
燃やしはじめてるらしい
理由のわからないことで 恼んでいるうち
老いぼれてしまうから
默りとおした岁月を
ひろい集めて 暖めあおう
襟裳の春は 何もない春です

君は二杯目だよね コーヒーカップに
角砂糖をひとつだったね
舍てて来てしまった わずらわしさだけを
くるくるかきまわして
通りすぎた夏の匈い
想い出して 怀かしいね
襟裳の春は 何もない春です

日々の暮しはいやでも やってくるけど
静かに 笑ってしまおう
いじけることだけが 生きることだと
饲い驯らしすぎたので
身构えながら话すなんて
ああ おくびょう なんだよね
襟裳の春は 何もない春です
寒い友だちが 访ねてきたよ
远虑はいらないから 暖まってゆきなよ