1.天使のための子守歌

作词:万里村ゆき子
作曲:古贺政男

やすらかに眠る子よ私の天使
あなたに颊寄せて
ママは一人祈るの
とても大きなほんとうの幸せを
小さなあなたの手で
抱きしめてくれる日を

バラ薰る春の日にママはあなたに
よく似た人に会い
そして好きになったの
落ち叶降る日に 白い花抱いて
ママはお嫁に来たの
やさしいパパのもとへ

摇り笼がゆれる时ママは梦见る
あなたのために居る
もう一人の天使を
广いこの空 その下のどこか
いつしかめぐり逢える
あなたの幸せを


2.赤とんぼ

作词:三木露风
作曲:山田耕笮

夕(ゆう)やけ小(こ)やけの 赤とんぼ
负(お)われて见たのは いつの日か

山の畑(はたけ)の 桑(くわ)の实(み)を
小笼(こかご)に摘(つ)んだは まぼろしか

十五で姐(ねえ)やは 嫁(よめ)に行(ゆ)き
お里(さと)のたよりも 绝(た)えはてた

夕(ゆう)やけ小(こ)やけの 赤とんぼ
とまっているよ 竿(さお)の先(さき)

とまっているよ 竿の先


3.七里ヶ浜の哀歌

作词:三角锡子
作曲:ガートン

真白(ましろ)き富士の根(ね) 绿の江の岛
仰ぎ见るも 今は泪
归らぬ十二の 雄々(おお)しきみたまに
捧(ささ)げまつる 胸と心

ボートは沈みぬ 千寻(ちひろ)の海原(うなばら)
风も浪も 小(ち)さき腕に
力もつきはて 呼ぶ名は父母
恨(うらみ)は深し 七里(しちり)が浜辺(はまべ)

み雪は咽(むせ)びぬ 风さえ骚ぎて
月も星も 影をひそめ
みたまよ何处(いずこ)に 迷いておわすか
归れ早く 母の胸に

みそらにかがやく 朝日のみ光り
暗(やみ)にしずむ 亲の心
黄金(こがね)も宝(たから)も 何しに集めん
神よ早く 我も召(め)せよ

云间(くもま)に升(のぼ)りし 昨日(きのう)の月影
今は见えぬ 人の姿
悲しさ余りて 寝られぬ枕に
响く波の おとも高し

归らぬ浪路(なみじ)に 友よぶ千鸟(ちどり)に
我もこいし 失(う)せし人よ
尽(つ)きせぬ恨(うらみ)に 泣くねは共々(ともども)
今日(きょう)もあすも 斯(か)くてとわに


4.岛原地方の子守呗

作词:妻城良夫・宫崎耿平
作曲:宫崎耿平

おどんみゃ岛原の
おどんみゃ岛原の
梨の木育ちよ
何んのなしやら 何んのなしやら
色气なしばよ しょうかいな
早よ寝ろ泣かんで おろろんバイ
鬼の池の久助どんの 连れん来らるバイ

归りにゃ寄っちょくれんか
归りにゃ寄っちょくれんか
あばら屋じゃけんど
といもめしや あわんめし
といもめしや あわんめし
黄金(こがね)めしばよ しょうかいな
嫁ごんべーんな だがくれた
つばつけたなら あったかろう

冲の不知火(しらぬい)
冲の不知火
消えては燃える
バレテン祭りの バレテン祭りの
笛や太鼓も なりやんだ
早よ寝ろ泣かんで おろろんバイ
早よ寝ろ泣かんで おろろんバイ
早よ寝ろ泣かんで おろろんバイ


5.苏州夜曲

作词:西条八十
作曲:服部良一

君がみ胸に 抱かれてきくは
梦の船歌 鸟の呗
水の苏州の 花散る春を
惜しむか柳が すすりなく

花を浮べて 流れる水の
明日の行方は 知らねども
今宵うつした 二人の姿
消えてくれるな 何时迄も

发にかざろか 口づけしよか
君が手折(たお)りし 桃の花
泪ぐむよな おぼろの月に
钟が鸣ります 寒山寺(かんざんじ)


6.かあさんの歌

作词:洼田聪
作曲:洼田聪

かあさんが夜(よ)なべをして
手袋编(てぶくろあ)んでくれた
“木枯(こがら)し吹(ふ)いちゃ冷(つめ)たかろうて
せっせと编(あ)んだだよ”
ふるさとの便(たよ)りは届(とど)く
いろりの匈(にお)いがした

かあさんは麻糸(あさいと)つむぐ
一日(いちにち)つむぐ
“おとうは土间で藁打(わらう)ち仕事(しごと)
お前(まえ)もがんばれよ”
ふるさとの冬(ふゆ)はさみしい
せめてラジオ闻(き)かせたい

かあさんのあかぎれ痛(いた)い
生味噌(なまみそ)をすりこむ
“根雪(ねゆき)もとけりゃもうすぐ春(はる)だで
畑(はたけ)が待(ま)ってるよ”
小川(おがわ)のせせらぎが闻(き)こえる
怀(なつ)かしさがしみとおる


7.城ヶ岛の雨

作词:北原白秋
作曲:梁田贞

雨はふるふる 城ヶ岛の矶に
利久鼠の 雨がふる
雨は真珠か 夜明けの雾か
それとも私の 忍び泣き

船はゆくゆく 通り矢のはなを
濡れて帆あげた ぬしの舟
ええ 舟は橹でやる 橹は歌でやる
呗は船头さんの 心意气

雨はふるふる 日はうす昙る
船はゆくゆく 帆がかすむ


8.琵琶湖周航の歌

作词:小口太郎
作曲:小口太郎

我は海の子 さすらいの
旅にしあれば しみじみと
升るさ雾や さざなみの
滋贺の都よ いざさらば

松は绿に 砂白き
雄松が里の 乙女子は
赤い椿に 森荫に
はかない恋に 泣くとかや

波のまにまに 漂えば
赤い泊火 怀かしみ
行方定めぬ 浪枕
今日は今津か 长浜か


9.学生时代

作词:平冈精二
作曲:平冈精二

つたのからまるチャペルで 祈りを捧げた日
梦多かりしあの顷の 想い出をたどれば
なつしい友の颜が 一人一人浮かぶ
重いカバンをかかえて かよったあの道
秋の日の图书馆の ノートとインクのにおい
枯叶の散る窗辺 学生时代

赞美歌を歌いながら 清い死を梦みた
何のよそおいもせずに 口数も少なく
胸の中に秘めていた 恋への憧れは
いつもはかなくやぶれて 一人书いた日记
本棚に目をやれば あの顷读んだ小说
过ぎし日よ 私の学生时代

ロウソクの灯に辉く 十字架をみつめて
白い指を组みながら うつむいていた友
その美しい横颜 姊のように慕い
いつまでも变わらずにと 愿った幸せ
テニス・コート キャンプ・ファイヤー
なつしい 日々は归らず
素晴らしいあの顷 学生时代
素晴らしいあの顷 学生时代


10.谁もいない海

作词:山口洋子
作曲:内藤法美

今はもう秋 谁もいない海
知らん颜して 人がゆきすぎても
わたしは忘れない 海に约束したから
つらくても つらくても
死にはしないと

今はもう秋 谁もいない海
たったひとつの梦が 破れても
わたしは忘れない 砂に约束したから
淋しくても 淋しくても
死にはしないと

今はもう秋 谁もいない海
いとしい面影 归らなくても
わたしは忘れない 空に约束したから
ひとりでも ひとりでも
死にはしないと

ひとりでも ひとりでも
死にはしないと


11.知床旅情

作词:森繁久弥
作曲:森繁久弥

知床の岬に
はまなすの 咲くころ
思い出して おくれ 俺たちの事を
饮んで骚いで 丘にのぼれば
はるかクナシリに 白夜は明ける

旅の情か
醉うほどに さまよい
浜に出てみれば 月は照る波の上
君を 今宵こそ 抱きしめんと
岩かげに 寄れば ピリカが笑う

别れの日は来た
知床の 村にも
君は出てゆく 卡をこえて
忘れちゃいやだよ 气まぐれカラスさん
私を泣かすな 白いかもめを
白いかもめを 白いかもめを


12.ゴンドラの歌

作词:吉井勇
作曲:中山晋平

いのち短し 恋せよおとめ
朱(あか)き唇あせぬ间に
热き血潮の冷えぬ间に
明日(あす)の月日はないものを

いのち短し恋せよおとめ
黑发の色あせぬまに
心のほのお消えぬまに
今日はふたたび来ぬものを


13.浜辺の歌

作词:林古溪
作曲:成田为三

あした浜辺を さまよえば
昔のことぞ 偲ばるる
风の音よ 云のさまよ
寄する波も かいの色も

ゆうべ浜辺を もとおれば
昔の人ぞ 偲ばるる
寄する波よ かえす波よ
月の色も 星のかげも

あした浜辺を さまよえば
昔のことぞ 偲ばるる
风の音よ 云のさまよ
寄する波も かいの色も


14.南国土佐を后にして

作词:武政英策
作曲:武政英策

南国土佐を后にして
都に来てから 几岁(いくとせ)ぞ
思い出します 故乡(こきょう)の友が
门出(かどで)に歌った よさこい节を
土佐の高知の 播磨屋桥で
坊さんかんざし 买うをみた

月の浜辺で 焚火(たきび)を围み
しばしの娱乐の 一时を
わたしも自慢の 声张り上げて
歌うよ土佐の よさこい节を
みませ见せましょ 浦户をあけて
月の名所は 桂浜

国の父さん 室户の冲で
鲸钓ったと 言う便り
わたしも负けずに 励んだ后で
歌うよ土佐の よさこい节を
言うたちいかんちゃ おらんくの池にゃ
潮吹く鱼が 泳ぎよる
よさこい よさこい


15.故乡を离るる歌

作词:吉丸一昌
作曲:ドイツ民谣

园(その)の小百合 抚子(なでしこ) 垣根の千草
今日は汝(なれ)をながむる 最终(おわり)の日なり
おもえば泪 膝をひたす さらば故乡
さらば故乡 さらば故乡
故乡さらば

さらば故乡 さらば故乡
故乡さらば

つくし摘みし冈辺よ 社の森よ
小鲋钓りし小川よ 柳の土手よ
别るる我を 邻(あわれ)と见よ さらば故乡
さらば故乡 さらば故乡
故乡さらば

さらば故乡 さらば故乡
故乡さらば

此处に立ちて さらばと别れを告げん
山の阴の故乡 静かに眠れ
夕日は落ちて たそがれたり さらば故乡
さらば故乡 さらば故乡
故乡さらば

さらば故乡 さらば故乡
故乡さらば


16.忘れな草をあなたに

作词:木下龙太郎
作曲:江口浩司

别れても 别れても 心の奥に
いつまでも いつまでも
忆えておいて ほしいから
幸せ祈る 言叶にかえて
忘れな草を あなたに あなたに

いつの世も いつの世も 别れる人と
逢う人の 逢う人の
运命(さだめ)は常に あるものを
ただ泣きぬれて 浜辺につんだ
忘れな草を あなたに あなたに

喜びの 喜びの 泪にくれて
抱(いだ)き合う 抱き合う
その日がいつか 来るように
二人の爱の 思い出そえて
忘れな草を あなたに あなたに
忘れな草を あなたに あなたに