16.夜香梅

作词:こじまいづみ
作曲:こじまいづみ

霜と闇の降りた道
吐く息が烟みたい
手袋を忘れたけど
ポケットも冷えたまま

振り返れば冬が嫌いで
1つ1つに理由が欲しくて
作り笑いもたまにして
春が来るのを待っていた

见上げた空に星はなく
また少し落ちこんで
立ち止まって气付いた
夜に满ちる梅の香りに

ああ そうか こんなに静かに
静かに花は咲いて
谁かが居ても居なくても
凛として优しく香る

“明日になればうまくいく”
つぶやいて 疑って
つぼみだけあたためる
雪も溶ける胸の热さよ

この香りに教えられたのは
自分を咲かせる强さ
谁かが居ても居なくても
この气持ち 信じる强さ
谁かが居ても居なくても
この歌を うたえる强さ