6.七里ヶ浜の哀歌

作词:三角锡子
作曲:ガートン

真白(ましろ)き富士の根(ね) 绿の江の岛
仰ぎ见るも 今は泪
归らぬ十二の 雄々(おお)しきみたまに
捧(ささ)げまつる 胸と心

ボートは沈みぬ 千寻(ちひろ)の海原(うなばら)
风も浪も 小(ち)さき腕に
力もつきはて 呼ぶ名は父母
恨(うらみ)は深し 七里(しちり)が浜辺(はまべ)

み雪は咽(むせ)びぬ 风さえ骚ぎて
月も星も 影をひそめ
みたまよ何处(いずこ)に 迷いておわすか
归れ早く 母の胸に

みそらにかがやく 朝日のみ光り
暗(やみ)にしずむ 亲の心
黄金(こがね)も宝(たから)も 何しに集めん
神よ早く 我も召(め)せよ

云间(くもま)に升(のぼ)りし 昨日(きのう)の月影
今は见えぬ 人の姿
悲しさ余りて 寝られぬ枕に
响く波の おとも高し

归らぬ浪路(なみじ)に 友よぶ千鸟(ちどり)に
我もこいし 失(う)せし人よ
尽(つ)きせぬ恨(うらみ)に 泣くねは共々(ともども)
今日(きょう)もあすも 斯(か)くてとわに