1.茜色の約束

作詞:水野良樹
作曲:水野良樹
編曲:島田昌典

茜色した 陽だまりのなか
無口な風が ふたりを包む
步幅合わせて 步く阪道
いつもあたしは 追いかけるだけ
つまずいたり 轉んで 泣いてみたり
決して うまく 生きれる
あたしじゃないけど
あなたがほら あたしの 手を引くから
恐がる 心も 強くね
なれるよ

だから 泣いて 笑って
つないだこの手は
重ねた言葉に負けない 約束
あなたに 出逢えた 茜の空に
ほら あの日と おなじことを 願うよ

時はいつでも 木の葉散るように
知らぬ間に手を すり拔けていく
ひとつひとつ 季節は過ぎていくけど
あと いくつの 想いを
伝えられるだろう
ありふれていた 日々さえ 戾せはしない
この每日を 一瞬を 愛しく
想うの

だから 淚も 笑顏も つないだこの手も
幾重の寫真に負けない 想い出
あなたに 出逢えた 茜の空に
ほら あの日と おなじことを 誓うよ

やがて「別れ」が訪れても
ふたり すべてを 受け止めていく
「出逢った場所」も「今いる場所」も
永遠に 心と 繫がっている
ほら 振り返れば 足跡が
續くよ

だから 泣いて 笑って
つないだこの手は
最後の瞬間まで 離しはしないで
この道の先を またふたりで
步いていこう… 步いていこう…
だから 泣いて 笑って
つないだこの手は
すべての言葉に負けない 約束
あなたと 出逢えた 茜の空に
ほら あの日と おなじことを 願うよ


2.心一つあるがまま

作詞:山下穗尊
作曲:山下穗尊
編曲:mugen

振り切れた針に追われて
あたしはまた明日を目指す
いつか見た夢の續きはまだ胸ん中に宿る
失敗もしてるもんね もう何回もだもんね
そんなことで弛まぬ時間は搖らがない
閉ざされた扉の前に
たたずむあたしの背中が
どう見えるのか 何を語るか
それすらに意味は無い
平均值を探して安心感に浸った
憂うべき自分はもうここにはいない
愛するべきこの日々に寄り添って
延々と續く現實にキスをして
感情の波間をゆらゆら漂って
確かに今生きる
想像力で息をした
あの日のあたしに逢える
この場所が輝きをまた放つ
勇敢なフリをした
強がるあたしを捨てて
手招く唯一無二の未來へ
心一つあるがまま

差し出された椅子を蹴って
それでもまた前を目指す
遠ざかるのは白い雲と脆弱なあたし
案外單純じゃんね 價值觀なんだもんね
一頻りのあたしの要素は崩れない
煌々と光る行く先を指差して
傍にいる人々と手を取り合って
限りの無い限界をイメ一ジして
確かに今走る
透明感に染められた
輝くあたしに逢える
氣付かぬうちに鼓動高まる
聰明なフリをした
偽るあたしを捨てて
抱きしめ續けるこの身體と
心一つあるがまま

等身大のまま閉じた
瞼の裡側にいる
いつかのあたしが背中を押して
本當は知っていた
「飾らぬあたしでいい」って
ただひたすら そう だたひたすらに…
想像力で息をした
あの日のあたしに逢える
この場所が輝きをまた放つ
勇敢なフリをした
強がるあたしを捨てて
手招く唯一無二の未來へ
心一つあるがまま
そう 心一つあるがまま


3.月夜恋風

作詞:山下穂尊
作曲:山下穂尊
編曲:湯淺篤

甘い甘い恋に見捨てられた脆い感情は
遠い空の下でいつか花を咲かせるでしょう
細く狭い道は単純に僕を苦しめないし
綺麗に並べられる愛が真実とも言えない

探すのはキッカケじゃなく まして心理や理念じゃない
つまるとこ答えなんて無く 嗚呼 今日も風は優しい

騒がしい未来は僕に何かを語るかな?
ひたすら平凡な僕は何を感じるかな?

夢は夢で胸に包み 時に恋して泪流す
常に現実は重くとも 嗚呼 今宵の月は綺麗
ありきたりな僕等が紡ぐ 嗚呼 日々こそが美しい

淡い淡い恋は今日も様々に散らばってく
小さな幸せがそっと世界を染めていく